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BE AT STUDIO HARAJUKU

YONA YONA WEEKENDERS & Tadayuki Kato

YONA YONA WEEKENDERSとSSZ加藤が古着を厳選するillmatic sense。

2022.04.22

Photo:Kazuma Yamano / Text:Shogo Komatsu

今も昔も、原宿を代表するカルチャーに数えられる“古着”。ときに、誰かにとっては役割を果たした洋服が、めぐりめぐって別の誰かには価値ある一着になる。その循環はBE AT TOKYOの掲げる「発掘・掛け算・物語」に奇しくも呼応する。そこで立ち上げたプロジェクトこそが、「illmatic sense」。毎回テーマを設定し、ゲストが独自の視点で買い付けてきた古着を販売する、古着の“今”を多角的に紐解いていこうというものだ。 第3弾のゲストは、昨年メジャーデビューを果たした4人組バンドYONA YONA WEEKENDERSとSSZディレクターの加藤忠幸。都内某所にある古着の卸倉庫へ赴き、テーマである“柄シャツ・半袖シャツ”を中心にセレクトしてもらった。新鮮な体験をしたと話す両者は、どんなアイテムをピックアップしたのだろう。対談を通じて、互いの好みやファッション観に迫る。

illmatic senseで交錯するクリエイティブ。

(左から)シンゴ、キイチ、加藤、磯野、小原

今回のゲストのYONA YONA WEEKENDERSは、加藤さんからのラブコールで出演が実現しました。

加藤

そうなんです。大学生の息子と共通する一番の話題といえば音楽で、YONA YONA WEEKENDERSさんを教えたら、すごくハマったんですよ。僕もいろんな曲を聴いていくうちに、さらにハマっていって。そして僕のところにillmatic senseの話が回ってきて、「YONA YONA WEEKENDERSと一緒なら」って答えたら、まさか本当に出演してもらえるとは。めちゃくちゃ嬉しかったです。

磯野

僕らのほうが、まさかって気持ちでしたよ!

キイチ

最初はライブの楽屋で、ふわっと「ビームスの方から声が掛かっていますよ」って聞かされたんです。詳しく聞くと加藤さんからのご指名で、「え!? ヤバくないですか?」って。

加藤

あ、僕のことを知ってくれていたんですか?

キイチ

もちろんです。こちらこそめちゃくちゃ嬉しかったです。

加藤

いやいや、僕のほうが嬉しかったですよ(笑)。

今回、YONA YONA WEEKENDERSがillmatic senseにあわせて新曲を書き下ろしてくださるそうですね。

加藤

やばいですよね! 本当にすごいことです。ありがとうございます。

磯野

いやいや、僕らからすれば、便乗させてもらう気持ちです。

加藤

どんなテーマですか?

磯野

服を始めとした、“好きなもの”がテーマです。加藤さんが作ってらっしゃるSSZからも、それを感じているんですよ。今季のコレクションのテーマが“シン テレビ装”じゃないですか。テレビドラマの誰々が着ていたようなって、僕らもそういうアイテムが好きなんです。キイチも『ピンポン』のペコが着ていたTシャツを自分用に作っちゃうし。

キイチ

好きなものが売ってないなら、自分で作っちゃいます。

磯野

男の収集癖とか、好きなものを追いかけるのって、ロマンがあるじゃないですか。それを僕らなりの曲や歌詞で表現します。

もう曲は完成しているんですか?

磯野

トラックは完成していて、あとは歌詞を書いてレコーディングします。

加藤

トラックが先なんだ?

磯野

僕らは基本そうです。現状は歌詞がぼんやりしていますが、今日倉庫で古着をセレクトしたことも、キーワードで織り込めたらおもしろそうですね。いい刺激になって、ヒントをたくさん得られました。

リリースを楽しみにしています! そして、イベント限定のスーベニアTシャツは、加藤さんがデザインしました。

加藤

僕自身がYONA YONA WEEKENDERSのファンだし、僕がデザインしたTシャツを他のファンのみなさんに着ていただけるのは本当に嬉しいことです。バンドのコンセプトが“ツマミになるグッドミュージック”なので、YONA YONA WEEKENDERSのみなさんの好きなお酒とおつまみを詰め込んだデザインにしました。SSZでも定番でリリースしているくらい個人的にブラックウォッチ柄が好きなので、それをベースにしています。

お互いの好きなものがクロスオーバーしたデザインなんですね。ちなみに、デザインに落とし込んだ好きなおつまみは?

キイチ

僕は80円くらいで売っているインスタントのトムヤムクンラーメン。

シンゴ

僕は堅あげポテト。

磯野

僕は岩下の新生姜をピックアップしたんですけど……(小原“beatsoldier”)壮史はマジで渋すぎ。

加藤:

書きながら不思議だった(笑)。

なんですか?

小原

塩。

一同

(笑)。

小原

おつまみって大体しょっぱいから、塩があれば飲めるじゃないですか。実際に塩を舐めながら飲んだこともあったので。

加藤

デザインしやすいようにイメージ写真をもらったんですけど、見て驚きましたよ(笑)。でも、おつまみもお酒も高価なものじゃなくて、親近感が湧きました。

4人でよく飲んでいるんですか?

キイチ

コロナ禍になってからは減りましたけど、前はライブが終わったら一緒に飲みに行っていました。

磯野

あとはライブの合間にも飲みますね。リハーサルが終わったらコンビニでお酒を買って、ワイワイしてからライブをする。終わってからも飲むから、飲んでいる時間は長いです。加藤さんは飲みますか?

加藤

好きですよ。まだ一緒に飲んでないですよね。本当は先に、お酒の席をご一緒したかった。ガチでファンだから酔っ払ったくらいがちゃんと話せると思う(笑)。

古着をセレクトする貴重な経験。

今日は柄シャツと半袖シャツを中心に、約180点もセレクトしていただきました。古着の卸倉庫に行く機会はなかったと思いますが、いかがでしたか?

磯野

よく古着屋に行きますが、店頭に並ぶまでこんなに大変な作業を経ていたなんて思っていませんでした。古着の山の中からイケてる一着を見つけたときの喜びは、ジャケ買いしたCDが好みだったときの感覚に似てる気がします。

小原

たくさん並んでいる中古CDを選ぶには目利きが必要で、探していくうちに養われていくんですよ。こうしてセレクトした古着を並べてみると、「こんなのあった?」って気づかなかったものもたくさんあって、見つけるにはセンスも必要なんだなと思いました。

シンゴ

確かに音楽をディグる感覚と共通しますね。とにかく僕は、買い手の気分になっていました。自分が買うわけじゃないのにサイズが合わなくて、がっかりしちゃったり。

キイチ

貴重な経験をさせてもらいました。このSHORT CIRCUITのバンドTは探して買えるものじゃないよね。そんな意外なTシャツも見つかって楽しかったです。

加藤さんは、今回のような古着の倉庫には行かれるんですか?

加藤

あまり行かないですね。出張でアメリカに行っても、ある程度セレクトされている場所に行っていましたので。みなさん、次々とセレクトしていて圧倒されちゃいましたよ。

確かにYONA YONA WEEKENDERSのみなさんは、セレクトの判断が早かったですね。どんなセレクト基準でしたか?

磯野

デザインとか見るべきポイントはたくさんありましたが、最初にサイズを確認していました。僕はXL以上しか着ないから大きめを選んでいましたが、シンゴと一緒で途中から自分の買い物じゃないと気づき、サイズに幅を持たせました(笑)。

シンゴ

僕はぱっと目に付いた、ファーストフード店のデザインとか、ネタものをセレクトしていました。メンバーに見せたら却下されそうだから、こっそりと(笑)。

加藤さんはどんなセレクトを?

加藤

今の潮流に合わせて、ルーズ感がひとつの判断基準になっていました。あの倉庫は国内の古着が中心だったので、アメリカの古着とは色味やデザインが違っていて興味深かったです。

互いに共感する好みのスタイル。

YONA YONA WEEKENDERSのみなさんは、どんなファッションが好きですか?

磯野

全員好きな系統が同じなんですよ。シャツとパーカとスニーカー。キイチは自分でTシャツを刷るくらい服好きだから、キイチがインスタでフォローしているブランドとかをチェックしちゃっています(笑)。

シンゴ

ツアーに行ったらリハーサルから本番までの空き時間にみんなで古着屋を回ったり、サイクルショップもチェックしてみたりしていますよ。

シャツを古着で買う際、気にするポイントはありますか?

磯野

僕は身幅が大きいシルエットを選んでいます。シャツはパーカの上に着ることも多いから、でかくないとダメなんです。

加藤

パーカの上にネルシャツを着るのは、90年代のスケーターやスノーボーダーがよくやっていたコーディネートですよね。すごくいいと思う。僕も好きです。

磯野

この着こなし方がカッコよくて好きなんですよ。あと、古着のチェック柄のシャツをたくさん持っています。

キイチ

チェック柄のシャツを買うときは配色を気にしちゃう。好きな色に偏って、同じようなシャツばかり持っていますが。

加藤

僕もチェック柄のオーバーサイズを選んじゃいます。あと、さりげなく刺繍が入っていたり、刺し子のように変わった生地を使っていたりすると、目に付きます。

小原

僕は、あまり薄い生地のシャツは選ばないかも。スケボーするので、割とタフな生地がいい。ワーク系とかミリタリー系が多いです。

シンゴ

僕もサイズ感を気にしてますが、結局は直感で選んでいます。今日着ているシャツも渋谷の古着屋で買ったんですけど、直感で選びました。

加藤

古着って高くないから、そこまで悩まず気軽に買えるのがいいですよね。直感で買っても財布は痛くない。

最後に、今回セレクトしたなかで一番気に入ったアイテムを教えてください。

磯野

僕はマリナーズ時代のイチローのTシャツ。MLBのチームのアイテムを古着でよく買っています。

小原

これ、迷彩みたいに見えていいよね。ブリーチしているのかな?

磯野

壮史はミリタリーが好きだよね。

小原

よく着ているんです。これが気に入りました。

シンゴ

青春が詰まっているから、SHORT CIRCUITのバンドTが気に入っています。

キイチ

僕はGORDON&SMITHのTシャツ。ボディのカラーもグラフィックもカッコいい。

加藤

それいいですよね。僕はCrazy ShirtsのTシャツにグッときました。昔、ハワイのお土産としてよく見かけたやつです。ヤケ具合とダメージ感、サイズもいい。普段通っている古着屋とは異なるセレクトができたと思います。



illmatic sense vol.3
開催期間:2022年4月29日(金)〜5月8日(日)
会場:BE AT STUDIO HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F
営業時間:11:00~20:00(ラフォーレ原宿の営業時間に準ずる)

illmatic sense special live
日時:2022年5月5日(木)OPEN/START 16:00〜19:30
※YONA YONA WEEKENDERSのLIVEは18時開始予定
配信時間:18時開始予定
配信URL:https://www.instagram.com/yonayonaweekenders/

さまざまなカルチャー情報を発信するメディア、BE AT TOKYOサポートのもと 、東京・ラフォーレ原宿6Fにオープンしたコミュニティスペース・BE AT STUDIO HARAJUKUが手掛ける新たなプロジェクト「illmatic sence」。

その名の通り「ヤバいセンス」を意味する本企画は、BE AT TOKYOが注目するスタイリストやミュージシャン、デザイナー、ショップオーナーを軸に、それぞれの視点から古着をセレクトし、それを展示・販売するというもの。

第3回目のセレクターは、“ツマミになるグッドミュージック” を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド「YONA YONA WEEKENDERS」と、SSZのディレクターを務める加藤忠幸。彼らが厳選した250点以上の古着に加え、今回のイベントに合わせて、SSZ×YONA YONA WEEKENDERSの半袖シャツとTシャツもリリース。期間限定でBE AT STUDIO HARAJUKUにラインナップ。





さらに、5月5日(木)には「YONA YONA WEEKENDERS」スペシャルミニライブも開催決定。当日は、シンガポール発、食品ロスのアップサイクルを行うフードテック企業、CRUST JAPAN株式会社から発売するCRUST LAGERを無料プレゼント予定!ツマミになるグッドミュージックと共に、ビールも楽しめる最高の休日となることは間違いなし。入場料無料で、誰でも参加可能な上、足を運ぶことが難しければバンド公式Instagramアカウントからライブの模様が生配信されるので、自宅でもお楽しみいただけます。乞うご期待!

ARTIST

YONA YONA WEEKENDERS

“ツマミになるグッドミュージック” を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド。2018年9月に自主制作盤『誰もいない sea』を会場限定で発売。2019年11月に初の全国流通盤1st EP『夜とアルバム』リリース。2021年4月7日(ヨナの日)にスピードスターレコーズからシングル「いい夢」をリリースしてメジャーデビュー。同年11月に1stフルアルバム『YONA YONA WEEKENDERS』を発表し、初のワンマンツアーは追加公演を含め全公演ソールドアウト。2022年4月7日のデビュー1周年記念日には新曲「夜行性 feat. 蔡忠浩(bonobos)」と1stアルバムの限定盤LPをリリースした。6月12日には恵比寿・LIQUIDROOMでのワンマンライブを控えている。ボーカル磯野くんの表現力豊かな歌声と骨のあるバンドサウンド、長きにわたってアンダーグラウンドなシーンの最前線で活躍した彼らが作りだすステージは必見だ。

Instagram:@yonayonaweekenders(https://www.instagram.com/yonayonaweekenders/

SSZ DIRECTOR

加藤忠幸

1973年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後ビームスに入社し、販売スタッフとアシスタントバイヤーを経て、2012年「SURF&SK8」部門のバイヤーに就任。2017年に“Surf & Sk8 Zine”のイニシャルをとったブランドSSZを立ち上げ、デザイナー/ディレクターとして活躍。家業である加藤農園の4代目であり、農家と二足のわらじを履く。

Instagram:@katoyasai(https://www.instagram.com/katoyasai/

PROJECT TOP

BE AT STUDIO HARAJUKU

オンラインとリアルの双方向でコンテンツを発信するコミュニティスペース。