SCROLL DOWN

TOKYO LOCALS

品川区 / SHINAGAWA

旗の台の元気印“ブチさん”に直撃!

2021.09.19

Text:Meiji

居酒屋&ラーメン屋の二毛作で石巻をRep!!

こんにちは。品川区担当のMeijiです。

前回更新から少し時間が空いてしまいましたが、本編が僕にとって「TOKYO LOCALS」の最後となります。

ラストは、僕が品川区で一番大好きなスポット、『呑み屋 ぶち』/『ラーメン 巻石』の店主を務めるブチさんにお話を伺いました。

ブチさんは石巻のご出身で、品川区のターミナル駅のひとつ、旗の台駅を拠点にレペゼン石巻を謳い、ワッショイされている方です。高卒で上京後、電気施工の現場監督を経て、20代半ばにして脱サラ。現在は「石巻を盛り上げたい」という一心で、居酒屋&ラーメン屋の二毛作をしています。

「東京は日本最高峰の都市。帰郷してお店を開くプランもありますが、本当の意味で石巻をプロモーションするのであれば、東京に優るステージは存在しません」

「僕は石巻をサポートしたいし、僕も石巻にサポートしてもらっている。人種・業種・情報が複雑に絡み合う東京で、僕が石巻のアンテナショップのような役割を担えたらと思っています」

ただ、例に漏れることなく、ブチさんもまた、昨今のパンデミックに歯痒さを覚えている様子。ですが、ポジティブシンキングな旗の台の元気印は、この逆風さえ追い風としてしまうのです。

「和気藹々としたお店づくりを目指して突っ走ってきたから、コロナは自分や店と向き合ういい機会となって。このタイミングだからこそ繋がれた生産者もいるし、地元で僕の動きを見てくれている人もいます。パートナーによってはアドバイスをくれたり、建設的な関係性が築けている印象です。通常営業が再開された暁には、よりパワーアップした『呑み屋 ぶち』をお披露目したいですね!」

エネルギッシュなブチさんに物理的な距離などはお構いなし。前回ご出演いただいた大輔さんも「僕の30歳の頃と比較しても、ポテンシャル、スキル、考え方が全然違うし、一目置いてますよ」と絶賛。飲食店インディーズチーム「旗飲(はたのみ)」へ与える影響も並々ならぬものだという。

一方、ブチさんも大輔さんには「優しいカリスマ」と絶大な信頼を置いています。2人のリレーションシップは間違いなく、ここ旗の台の飲食カルチャーを加速させています。

そんななかで『呑み屋 ぶち』のB面として誕生したのが『ラーメン 巻石』です。ブチさんは元々、ラーメン屋志望で独立を決意。お店のキャリアこそ浅いものの、持ち前のアイデアと味へのこだわりが融合した一杯には、ラーメンデータベースの編集長も唸ったといいます。

「最初はコロナで魚屋とのかかわりがなくなるのが嫌だった。でもテイクアウトでも市場に仕入れに行くし、そのなかで何かできないかと思って。市場にはダシになるマグロがあるし、地元・石巻にも食材はたくさんある。オープンした3月頃は寒いし、世間は精神的にもやられていた時期。でも前に進んでいく姿勢を見せて、みんなで踏ん張って、盛り上げていきたくて。寿司とかも最高ですけど、僕、ラーメンが日本一の食べ物だと思っているんです!」

東北から出てきて、早10年。ブチさんは、上京を決意した際に思い描いていた東京と実際の東京の姿には大きな乖離があり、当初はこんなに心地の良い街だとは考えていなかったと語ります。

「品川区はめちゃめちゃ良いところですよ。遊び場・飲み屋もたくさんあるし、戸越銀座、荏原中延含め、とにかく商店街カルチャーがアツい。あとは、品川区役所前の大商業まつりとか、大井町阪急前の大井どんたくとか、家族で参加できる商店街や神社単位でのお祭りが多いのも魅力的ですよね」

「品川区はホスピタリティに溢れる区です。アクセスもいい。老若男女ずっと楽しく過ごせる街なんじゃないかな」

品川区は「住みやすい、暮らしやすい、温かい」。BE AT TOKYOでは自分が生活している品川区を俯瞰してブログ制作と向き合ってきましたが、旗の台育ちの大輔さん、東北出身のブチさんも僕と同じような気持ちを抱いていました。

仰々しい観光名所がなくたって、最新のトレンドがなくたっていい。そこで暮らす人たちの「いい街だよ」に優る褒め言葉はないのではないでしょうか。

ブチさん、貴重なお時間をありがとうございました。早くビールを片手に、あの分厚くて、塩でいっても美味い最高の刺盛り、食いたいです……!

『呑み屋 ぶち』は、僕が思い描く飲み屋の理想像がすべ詰まっています。

みんなも来たらわかるよ。品川区で待ってますね。

では、またいつか!

PROJECT TOP

TOKYO LOCALS

東京23区に住む人が、自分の区の情報を紹介していくブログコンテンツ。