BE AT STUDIO HARAJUKU ARCHIVES
2022/6/13(mon)-6/21(thus)
PLACE WITH THE SUN (プレイスウィズ ザ サン)
PLACE WITH THE SUN (プレイスウィズ ザ サン)
© 2020 BE AT TOKYO.
BE AT STUDIO HARAJUKU ARCHIVES
2022年5月14日~15日
2022.06.27
2022年5月。3月からスタートし、BE AT STUDIO HARAJUKUで3ヶ月に渡って行ってきたトクトクトナルが千秋楽を迎えた。このトクトクトナルは、「心臓がトクトクとなるような素敵な時間を表現したい」という思いから、6人のダンサーが自身の表現の枠を超え、新たな表現との出会いからパフォーマンスを創り上げていく。実験的で、挑戦的なプロジェクト。そして毎日、全く違った内容で届ける1日限りのステージ。本記事ではその時の様子をご紹介していく。 トクトクトナルvol.1レポート https://be-at-tokyo.com/projects/beatstudio/8426/ トクトクトナルvol.2レポート https://be-at-tokyo.com/projects/beatstudio/8889/ イベント概要はこちら https://be-at-tokyo.com/projects/beatstudio/8945/
この日のステージはマルチクリエイター須藤環によって、スカラップ置き場をイメージして創られた。紙くずや端切れ、、本来捨てるはずだった廃棄物が無造作に積み重なり、そこに加わった光のアートがスカラップ置き場に、彩りを加えていく。
日常のどんなキラキラしたものよりも、ゴミの中で輝く少しの光を美しく感じたりする気持ちは誰しもが潜在的に持つものではないだろうか。花屋に並ぶ花は、もちろん綺麗だけれど、道端に咲くタンポポを愛おしく感じたり。
その様子が中嶋美虹、鈴木万理華による儚くも力強いパフォーマンスにより見事に体現されていく。「破壊と愛」、両極端な感情が交差し、人の奥底にある人間臭さがさらに感情を動かす。
今回楽曲を担当したのはwatashi_soimeme。様々な展開が織りなすこの公演のために制作された。
光と音とパフォーマンスによって五感を揺さぶられる公演だった。
ついに千秋楽を迎えるトクトクトナル。その最後を飾ったのは最年少のなごみだ。
なごみの持ち味である、鳥やクラゲなど身の回りの生きものからインスパイアされた独自のパフォーマンスがこの日も際立った。テーマは「みたことのない植物の世界に住まう生き物」。
なごみ自身のアイデアから生まれた今回の演出は、フラワーアーティストGenki Tanakaが創り上げたステージ、デザイナー シダの手がけた衣裳に合わさり私たちを森の中へ誘ってくれた。
決してファンタジーではなく、きっとこんな生きものが地球のどこかに存在していていろんな感情を抱きながら生きているんではないだろうか、とそんな気持ちにさせてくれる。
どこまでもナチュラルで自然に寄り添っているからこそ実現できる表現。なごみにしかできない表現。
千秋楽はソロ公演ということもあり、緊張や安堵、達成感など色々な感情が入り混じった会場を拍手と涙が包んだ。
今回限りの公演として始まったプロジェクトは3ヶ月の公演を経ていくにつれ、多くのファンの方に恵まれ、たくさんの応援いただく形になりました。そして総勢50名を超える表現者との出会いがこの公演を成功へ導いてくれました。
トクトクトナルのプロジェクトはこれからもパフォーマンスユニット「トクトクトナル」として続いていきます。Z世代を代表する表現者として、これから益々活躍しながら表現を伝えていけるように心から祈っています。私たちはこれからもずっと活躍を見届けて行きたいと思います。
そして!2022年7月9日には山梨県富士山麓、富士すばるランドにて、フリーマーケット、キッチンカー、ワークショップやアクテビティを自然の中で楽しむ野外体験型マーケットイベントが開催されます。そのワークショップに「トクトクトナル」の参加が決定しました。
ぜひ、トクトクトナルに逢いに皆さまぜひお越しください。
チケットはこちらから:https://l-tike.com/event/joynt-market
※新型コロナウイルス感染拡大防止策、ご来場時の注意事項については、特設サイトをご確認ください。
※富士すばるランドに入場される場合は、別途入園料が必要となります
オンラインとリアルの双方向でコンテンツを発信するコミュニティスペース(〜2023.3.31)